スペーシアのワイパー交換を自分でしてみたいけど、
ワイパーの付け方、外し方ってイマイチよく分からないですよね。
簡単そうに見えるけど、自分ではできないような気がして断念してました。
本記事では、
- スペーシアのワイパーサイズ
- フロント、リアワイパーを自分で交換する方法
- ワイパー交換を自分でやることのメリット
- ワイパーの種類、選び方
についてご紹介します。
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車のワイパーの交換を自分ですることのメリット
ワイパーを交換する費用がかからなくなる
ワイパーの交換はディーラー、カー用品店、ガソリンスタンドなどで行ってもらえます。
一方、作業工賃がかかってしまうため
自分でワイパーを交換できると、作業工賃がかからなくなります。
店舗で費用は異なりますが、一般的な作業工賃の目安は以下の通りです。
店舗 | 価格 |
---|---|
ディーラー | 1,500円前後 |
カー用品店(オートバックスの場合) | 200円~ |
ガソリンスタンド | 無料~500円程度(ワイパー代金に含まれている場合が多い) |
ワイパーは消耗品です。
1回交換すれば良いわけでなく、何度も交換が必要になるため
作業工賃の費用をゼロにできることはメリットですよね。
さらに自分でワイパーを交換できるようになると、
インターネットで安くワイパーを購入し、自分で取付ける
最もコストがかからない方法を選ぶことができるようになります。
スペーシアのワイパーサイズは?夏用・冬用別に紹介
車のワイパーサイズは車種や年式・型式によって異なりますので
自分の型式をまずは調べておくことが大切です。
スペーシア/スペーシアカスタム/スペーシアギア
型番:MK53S のワイパーブレードのサイズを以下にまとめると
用途 | フロント運転席 | フロント助手席 | リア |
---|---|---|---|
夏用 | 475mm | 475mm | 250mm |
冬用 ※ | 450mm・475mm | 450mm | 190~250mm |
※ 冬用ワイパーはメーカーにより長さが異なるので注意です!
フロントワイパーは一般的に採用されている「U字フック」タイプです。
なお、冬用ワイパーは夏用よりも「短いサイズ」になります。
重い雪をワイパーでかき取るには、長いワイパーだと負荷が大きく
ワイパーを動かすモーターの負担を軽減するためです。
メーカーによりサイズは異なるため、
メーカーHPで適合するワイパーを調べることが重要です。
ワイパーサイズは「呼番」で言われることもあって難しい
ワイパーサイズを調べていて難しい点、
サイズ別に「呼番」が設定されているものもあります。
スペーシアに適合するサイズを呼番に変換すると、
フロントワイパーブレードは
- 475mm=呼番8(夏用)
- 450mm=呼番7(冬用)
リアワイパーブレードはメーカーによる
用途 | フロント運転席 | フロント助手席 | リア |
---|---|---|---|
夏用 | 呼番8 Amazon | 呼番8 Amazon | 16RL Amazon |
冬用 | 呼番8または7 Amazon | 呼番7 Amazon | 15KL Amazon |
※ Amazonボタンは各呼番ごとの「PIAA製 スーパーグラファイトワイパー」へのリンクです
リアワイパーの呼番は
PIAA製のスペーシア(MK53S)に適合するものです。
ワイパー選びの参考にしていただければと思います。
ワイパーブレードを自分で交換する方法
ワイパーブレードはフロントワイパー、リアワイパー
それぞれで付け方、外し方が異なります。
作業に特別な工具は必要なく、
- 装着されているワイパーブレードを外し
- 新しいワイパーブレードを付ける
という流れです。
作業自体は数分程度でワイパーを外し・付けることができますが、
初めてだと「やり方を理解する」まで戸惑いがあると思います。
注意点をチェックしながら、交換方法を紹介します。
なお、今回はスペーシアギアにPIAAの冬用ワイパーを取付けた流れをもとに解説しています。
取付けたワイパー
PIAA スーパーグラファイトスノーワイパー
- 運転席用 475mm(呼番8)
- 助手席用 450mm(呼番7)
- リア用 190mm(15KL)
スペーシア フロントワイパー交換方法
スペーシアのフロントワイパーは一般的な「U字フック」タイプ。
交換方法を写真を交えながら紹介します。
フロントワイパーブレードの外し方
step
1ワイパーを立て、ワイパー真ん中部分に注目
ワイパーは立てた状態で作業をします。
次に、ワイパー中央部を
アームの根元方向から、注目して見てみましょう。
step
2ストッパーを押しながら、ワイパーをスライド
ワイパーを立て、アームの根元方向からワイパー中央部を見てみると
ボタンが見えます。これが「ストッパー」です。
ストッパーは押すと、下写真・赤矢印の方向に動きます。
ストッパーは押している間、「ロックが解除」された状態です。
ストッパーを押したまま、
「ワイパーブレード自体」を車体側に引くイメージでスライドさせます。
するとワイパーブレードが動き、アームから抜けて外れます。
これでフロントワイパーの外す作業は完了です。
ワイパーブレードがスライドしない場合、「ストッパー」をしっかり押せているかを確認しましょう。
フロントワイパーブレードの付け方
フロントワイパーを付ける際は、
U字フック先端にワイパーブレードを差し込み、スライドさせます。
ココに注意
差し込む際、「ワイパーブレードの向き」に注意
ストッパーの「反対側」と、U字フックを合わせる
step
1ストッパーの反対側と、U字フックを合わせてスライド
ワイパーブレードをスライドさせる際、
最後に「カチッ」と気持ちの良い音がします。
音がする場所までスライドできたら、フロントワイパーの取付は完了です。
スペーシア リアワイパーの交換方法
リアワイパーの交換は、
「どうやったら外れるのか?」という点理解できると簡単にできます。
ワイパーブレードの動かし方がポイントになりますので
画像を参考にしていただきながら作業してくださいね。
リアワイパーの外し方
リアワイパーもフロントワイパー同様、
まずはワイパーを立てて作業するところから始まります。
そして、
「水平・反時計回りに回転させる」
ことでワイパーブレードが外れる仕組みになっています。
step
1ワイパーブレード両端を持ち、水平に回す
ココに注意
ワイパーのゴム付近が反り、かなり膨らむ
注意点は、
ワイパーブレードを回転させると
ワイパーゴム部分が「反った」状態になります。
「このまま回転させるとワイパーが壊れてしまうのでは?」
と思われるかもしれませんが、
ゆっくり丁寧に回せば壊れません。
「そのまま回し続ける」ことを意識し、最後まで回転させましょう。
リアワイパーの付け方
ワイパーブレードの「回転軸」とアームの「溝」部分を合わせる
これが一番重要なポイントです。
step
1ワイパーブレードの回転軸を溝に合わせ、そのまま押す
ロックがかかるところまで装着できれば、作業完了です。
車のワイパーの選び方
車のワイパーにはゴムの種類によって効果が変わります。
種類別に得られる効果と、おすすめのタイプを紹介します。
ワイパーのゴムを交換できるタイプがおすすめ
ココがおすすめ
定期的にゴムのみ交換することで、良いワイパー状態が保てる
2回目以降は「ゴムのみ」購入することで、コストダウン
車のワイパーを選ぶ際、
おすすめは「ゴム交換が可能なタイプ」です。
長年使用していると劣化してゴム・ブレードとも傷んできます。
特にゴムは劣化するのがブレードより早く
- 十分なふき取りができなくなる(筋状になる)
- ワイパーを動かすと「ガタガタ」と動くようになる
このような場合、ゴムを交換することでワイパーが良い状態に戻ります。
また、替えゴムはワイパーブレードより安価(一般的に1,000円程度安価)なので
コスト的にも安くワイパー交換ができるようになります。
ワイパーのゴムには種類がある
ワイパーのゴムは大きく4種類あり、
用途や素材によって性能や見た目が異なります。
スタンダードワイパー:標準的なワイパー。最も安価
グラファイトワイパー:ゴムをグラファイトでコーティングしているワイパー。価格はスタンダードと撥水の中間。
撥水ワイパー:撥水効果を付与したワイパー。最も高い。
冬用ワイパー:ワイパーブレード全体をゴムで覆い、寒さ対策されたワイパー
スタンダードワイパー
ほとんどの自動動車に標準で装着されている安価なワイパーゴムです。
標準的な性能を備え
1本1,000円台で買えるものが多く、安価で手軽に購入できるのが特徴です。
グラファイトワイパー
ゴムの表面がグラファイト(炭素から成る鉱物)でコーティングされているワイパーゴムです。
グラファイトコーティングの特徴は「摩擦抵抗が減ること」です。
その結果、
- ガラスの撥水コーティングの劣化を防ぐ
- ワイパーの音を抑える
ことに繋がります。
価格はスタンダードより高価で一般的に1本2,000円~3,000円程度です。
車にガラスコーティングを施工している場合はグラファイトワイパーをおすすめします。
スタンダードタイプよりコーティングの劣化を防ぐことができるので
トータルコストで考えると結果、
グラファイトワイパーが安価になる可能性があります。
撥水ワイパー
撥水効果を付与したワイパーゴムです。
グラファイトワイパーよりさらに値段は高価となりますが、
ガラスに撥水コーティングしなくて良いため、
手間とコーティングの施工工賃を大きく削減できます。
手軽に撥水効果を付与させたい方はおすすめです。
冬用ワイパー
雪や寒さに強い特殊な素材で作られているワイパーゴムです。
低温でも硬化しにくいため、雪道でも安心して走行できます。
冬用ワイパーを使うときは、ワイパーブレードも冬用にしましょう。
ブレード部分もゴムで覆い、ワイパー全体を寒さ・雪から防ぐ設計になっています。
まとめ
本記事では、
スペーシアのワイパーの交換方法の紹介を中心に
自分でワイパー交換することによるメリット、ワイパーの種類まで紹介しました。
ワイパーの交換は一度やってみると「意外と簡単!」です。
自分でできるようになると、自然とワイパーの機能にもこだわるようになり
安価なワイパーにするか、機能を持たせたワイパーを試してみるか
「ワイパーの選択」も楽しむことができるようになります。
本記事がスペーシアのワイパー交換方法だけでなく
ワイパー選びについて、少しでも参考になれば嬉しいです。