スペーシアのワイパー交換を自分でしてみたいけど、
ワイパーの付け方、外し方ってイマイチよく分からないですよね。
![](https://shimimameblog.com/wp-content/uploads/2023/05/shi0503-300x300.jpg)
簡単そうに見えるけど、自分ではできないような気がして断念してました。
本記事では、
- スペーシアのワイパーサイズ
- フロント、リアワイパーを自分で交換する方法
- ワイパー交換を自分でやることのメリット
- ワイパーの種類、選び方
についてご紹介します。
車のワイパーの交換を自分ですることのメリット
![](https://shimimameblog.com/wp-content/uploads/2023/12/メリット-1024x538.jpg)
ワイパーを交換する費用がかからなくなる
ワイパーの交換はディーラー、カー用品店、ガソリンスタンドなどで行ってもらえます。
一方、作業工賃がかかってしまうため
自分でワイパーを交換できると、作業工賃がかからなくなります。
店舗で費用は異なりますが、一般的な作業工賃の目安は以下の通りです。
店舗 | 価格 |
---|---|
ディーラー | 1,500円前後 |
カー用品店(オートバックスの場合) | 200円~ |
ガソリンスタンド | 無料~500円程度(ワイパー代金に含まれている場合が多い) |
ワイパーは消耗品です。
1回交換すれば良いわけでなく、何度も交換が必要になるため
作業工賃の費用をゼロにできることはメリットですよね。
さらに自分でワイパーを交換できるようになると、
インターネットで安くワイパーを購入し、自分で取付ける
最もコストがかからない方法を選ぶことができるようになります。
スペーシアのワイパーサイズは?夏用・冬用別に紹介
車のワイパーサイズは車種や年式・型式によって異なりますので
自分の型式をまずは調べておくことが大切です。
スペーシア/スペーシアカスタム/スペーシアギア
型番:MK53S のワイパーブレードのサイズを以下にまとめると
用途 | フロント運転席 | フロント助手席 | リア |
---|---|---|---|
夏用 | 475mm | 475mm | 250mm |
冬用 ※ | 450mm・475mm | 450mm | 190~250mm |
※ 冬用ワイパーはメーカーにより長さが異なるので注意です!
フロントワイパーは一般的に採用されている「U字フック」タイプです。
なお、冬用ワイパーは夏用よりも「短いサイズ」になります。
重い雪をワイパーでかき取るには、長いワイパーだと負荷が大きく
ワイパーを動かすモーターの負担を軽減するためです。
メーカーによりサイズは異なるため、
メーカーHPで適合するワイパーを調べることが重要です。
![](https://shimimameblog.com/wp-content/uploads/2024/01/冬用それぞれ-1024x538.jpg)
ワイパーサイズは「呼番」で言われることもあって難しい
ワイパーサイズを調べていて難しい点、
サイズ別に「呼番」が設定されているものもあります。
その場合、スペーシアに適合するサイズを呼番に変換すると、
フロントワイパーブレードは
- 475mm=呼番8
- 450mm=呼番7
リアワイパーブレードはメーカーによる
用途 | フロント運転席 | フロント助手席 | リア |
---|---|---|---|
夏用 | 呼番8 | 呼番8 | 16RL |
冬用 | 呼番8または7 | 呼番7 | 15KL |
リアワイパーの呼番はPIAA製のスペーシア(MK53S)に適合するものを参考までに記載しました。
ワイパー選びの参考にしていただければと思います。
ワイパーブレードを自分で交換する方法
![](https://shimimameblog.com/wp-content/uploads/2023/11/How-to-1024x538.jpg)
ワイパーブレードはフロントワイパー、リアワイパー
それぞれで付け方、外し方が異なります。
作業に特別な工具は必要なく、
- 装着されているワイパーブレードを外し
- 新しいワイパーブレードを付ける
という流れです。
作業自体は数分程度でワイパーを外し・付けることができますが、
初めてだと「やり方を理解する」まで戸惑いがあると思います。
注意点をチェックしながら、交換方法を紹介します。
なお、今回はスペーシアギアにPIAAの冬用ワイパーを取付けた流れをもとに解説しています。
取付けたワイパー
PIAA スーパーグラファイトスノーワイパー
- 運転席用 475mm(呼番8)
- 助手席用 450mm(呼番7)
- リア用 190mm(15KL)
![](https://shimimameblog.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
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![](https://shimimameblog.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
スペーシア フロントワイパー交換方法
スペーシアのフロントワイパーは一般的な「U字フック」タイプ。
交換方法を写真を交えながら紹介します。
![](https://shimimameblog.com/wp-content/uploads/2023/12/U字フック-1024x538.jpg)
フロントワイパーブレードの外し方
step
1ワイパーを立て、ワイパー真ん中部分に注目
ワイパーは立てた状態で作業をします。
次に、ワイパー中央部を
アームの根元方向から、注目して見てみましょう。
![](https://shimimameblog.com/wp-content/uploads/2023/12/ワイパーの外し方①-1024x538.jpg)
step
2ストッパーを押しながら、ワイパーをスライド
ワイパーを立て、アームの根元方向からワイパー中央部を見てみると
ボタンが見えます。これが「ストッパー」です。
ストッパーは押すと、下写真・赤矢印の方向に動きます。
![](https://shimimameblog.com/wp-content/uploads/2023/12/ワイパーの外し方②-1024x538.jpg)
ストッパーは押している間、「ロックが解除」された状態です。
ストッパーを押したまま、
「ワイパーブレード自体」を車体側に引くイメージでスライドさせます。
するとワイパーブレードが動き、アームから抜けて外れます。
これでフロントワイパーの外す作業は完了です。
![](https://shimimameblog.com/wp-content/uploads/2023/05/shi0503-300x300.jpg)
ワイパーブレードがスライドしない場合、「ストッパー」をしっかり押せているかを確認しましょう。
フロントワイパーブレードの付け方
フロントワイパーを付ける際は、
U字フック先端にワイパーブレードを差し込み、スライドさせます。
![](https://shimimameblog.com/wp-content/uploads/2023/12/フロントワイパーの付け方①-1024x538.jpg)
ココに注意
差し込む際、「ワイパーブレードの向き」に注意
ストッパーの「反対側」と、U字フックを合わせる
step
1ストッパーの反対側と、U字フックを合わせてスライド
![](https://shimimameblog.com/wp-content/uploads/2023/12/フロントワイパーの付け方②-1024x538.jpg)
ワイパーブレードをスライドさせる際、
最後に「カチッ」と気持ちの良い音がします。
音がする場所までスライドできたら、フロントワイパーの取付は完了です。
スペーシア リアワイパーの交換方法
リアワイパーの交換は、
「どうやったら外れるのか?」という点理解できると簡単にできます。
ワイパーブレードの動かし方がポイントになりますので
画像を参考にしていただきながら作業してくださいね。
リアワイパーの外し方
リアワイパーもフロントワイパー同様、
まずはワイパーを立てて作業するところから始まります。
そして、
「水平・反時計回りに回転させる」
ことでワイパーブレードが外れる仕組みになっています。
![](https://shimimameblog.com/wp-content/uploads/2023/12/リアワイパーの外し方①-1024x538.jpg)
step
1ワイパーブレード両端を持ち、水平に回す
![](https://shimimameblog.com/wp-content/uploads/2023/12/リアワイパー-1-1024x538.gif)
ココに注意
ワイパーのゴム付近が反り、かなり膨らむ
注意点は、
ワイパーブレードを回転させると
ワイパーゴム部分が「反った」状態になります。
「このまま回転させるとワイパーが壊れてしまうのでは?」
と思われるかもしれませんが、
ゆっくり丁寧に回せば壊れません。
「そのまま回し続ける」ことを意識し、最後まで回転させましょう。
リアワイパーの付け方
ワイパーブレードの「回転軸」とアームの「溝」部分を合わせる
これが一番重要なポイントです。
![](https://shimimameblog.com/wp-content/uploads/2023/12/U字フックの付け方概要-1024x538.jpg)
step
1ワイパーブレードの回転軸を溝に合わせ、そのまま押す
![](https://shimimameblog.com/wp-content/uploads/2023/12/リアワイパー取付動画-1024x538.gif)
ロックがかかるところまで装着できれば、作業完了です。
車のワイパーの選び方
![](https://shimimameblog.com/wp-content/uploads/2023/12/チョイス3-1024x538.jpg)
車のワイパーにはゴムの種類によって効果が変わります。
種類別に得られる効果と、おすすめのタイプを紹介します。
ワイパーのゴムを交換できるタイプがおすすめ
![](https://shimimameblog.com/wp-content/uploads/2023/12/ゴム交換可能なタイプを選ぶ-1024x538.jpg)
ココがおすすめ
定期的にゴムのみ交換することで、良いワイパー状態が保てる
2回目以降は「ゴムのみ」購入することで、コストダウン
車のワイパーを選ぶ際、
おすすめは「ゴム交換が可能なタイプ」です。
長年使用していると劣化してゴム・ブレードとも傷んできます。
特にゴムは劣化するのがブレードより早く
- 十分なふき取りができなくなる(筋状になる)
- ワイパーを動かすと「ガタガタ」と動くようになる
このような場合、ゴムを交換することでワイパーが良い状態に戻ります。
また、替えゴムはワイパーブレードより安価(一般的に1,000円程度安価)なので
コスト的にも安くワイパー交換ができるようになります。
ワイパーのゴムには種類がある
ワイパーのゴムは大きく4種類あり、
用途や素材によって性能や見た目が異なります。
スタンダードワイパー:標準的なワイパー。最も安価
グラファイトワイパー:ゴムをグラファイトでコーティングしているワイパー。価格はスタンダードと撥水の中間。
撥水ワイパー:撥水効果を付与したワイパー。最も高い。
冬用ワイパー:ワイパーブレード全体をゴムで覆い、寒さ対策されたワイパー
スタンダードワイパー
ほとんどの自動動車に標準で装着されている安価なワイパーゴムです。
標準的な性能を備え
1本1,000円台で買えるものが多く、安価で手軽に購入できるのが特徴です。
グラファイトワイパー
ゴムの表面がグラファイト(炭素から成る鉱物)でコーティングされているワイパーゴムです。
グラファイトコーティングの特徴は「摩擦抵抗が減ること」です。
その結果、
- ガラスの撥水コーティングの劣化を防ぐ
- ワイパーの音を抑える
ことに繋がります。
価格はスタンダードより高価で一般的に1本2,000円~3,000円程度です。
車にガラスコーティングを施工している場合はグラファイトワイパーをおすすめします。
スタンダードタイプよりコーティングの劣化を防ぐことができるので
トータルコストで考えると結果、
グラファイトワイパーが安価になる可能性があります。
撥水ワイパー
撥水効果を付与したワイパーゴムです。
グラファイトワイパーよりさらに値段は高価となりますが、
ガラスに撥水コーティングしなくて良いため、
手間とコーティングの施工工賃を大きく削減できます。
手軽に撥水効果を付与させたい方はおすすめです。
冬用ワイパー
雪や寒さに強い特殊な素材で作られているワイパーゴムです。
低温でも硬化しにくいため、雪道でも安心して走行できます。
冬用ワイパーを使うときは、ワイパーブレードも冬用にしましょう。
ブレード部分もゴムで覆い、ワイパー全体を寒さ・雪から防ぐ設計になっています。
まとめ
![](https://shimimameblog.com/wp-content/uploads/2023/12/まとめ-1024x538.jpg)
本記事では、
スペーシアのワイパーの交換方法の紹介を中心に
自分でワイパー交換することによるメリット、ワイパーの種類まで紹介しました。
ワイパーの交換は一度やってみると「意外と簡単!」です。
自分でできるようになると、自然とワイパーの機能にもこだわるようになり
安価なワイパーにするか、機能を持たせたワイパーを試してみるか
「ワイパーの選択」も楽しむことができるようになります。
本記事がスペーシアのワイパー交換方法だけでなく
ワイパー選びについて、少しでも参考になれば嬉しいです。