モバイルバッテリーや充電器のメーカーといえば
「Anker」の名前が必ずと言っていいほど挙がりますよね。
スタイリッシュで統一されたデザインが特徴の人気メーカーです。
充電器を買う際、Anker製品から探してみよう!
と思っている方も多いのではないでしょうか。
一方、充電器探しで一番難しいのは
種類が多く「どれを選べば正解」なのか分からない点。
本記事ではできるだけシンプルに、
「用途別」おすすめの充電器を1つずつ紹介、
それぞれの充電器のサイズ感やできることを比較します。
充電器を選ぶ時のポイント
自分の目的に合う充電器を探すコツとして、
以下3つのポイントが重要になります。
- 出力数(W数)
- ポート数
- サイズ・重量
特に抑えておきたいのは
「出力数 × ポート数」の組み合わせです。
何を充電したいか?どんな風に充電したいか?で
この2つのポイントは自ずと見えてきます。
充電器探しの参考にぜひしてみてください。
出力数(W数)
充電器選びでまず最初に注目してほしい点は
充電器の最大出力数(W数)です。
W数を確認することで
「どんなデバイスが充電できるか」が分かるようになります。
W数別 ざっくりとした充電器のイメージは以下の通り。
- 20W~:スマホ
- 30W~:最新モデルのスマホやタブレット端末、Mac Book Air
- 45W~:ノートPC(一部)
- 65W~:ノートPC(多くのWindows PC)
- 100W~:ハイスペックノートPC(Mac Book Pro)
近年のスマホはiPhone15や16など
20W以上の充電ができるようになっているため、
スマホ用には30Wの充電器を選ぶのがおすすめです。
45W以上の出力があると「ノートPCの充電」も可能になります。
ただし、PC次第で必要なW数が異なるため
ノートPC用の充電目的なら65W充電器を選ぶのがおすすめ。
様々なメーカーのPCに出力不足なく、対応することができます。
ポート数
出力数の次に重要な要素は「ポート数」です。
充電器によって充電できるポート数は様々。
- USB-Cポート×1(1ポート)
- USB-Cポート×2(2ポート)
- USB-Cポート×2 + USB-A×1(合計3ポート)
- USB-Cポート×4(4ポート)
充電ポートが一つしかない製品は充電方法もいたってシンプル。
二つ以上のポートが備わっている充電器は「同時充電」が可能です。
- 日常生活で充電が必要なデバイスが多い方におすすめ
- パソコンに充電器を繋いで作業しながらスマホも同時充電
- 自宅でスマホ用・タブレット用など「一つの充電器にそれぞれのケーブルをまとめて差せる」
一方、注意が必要なのは
「充電器の最大W数が分割される」点です。
(65W/3ポート充電器の場合:3ポート合計で65Wになるように出力が調整されます)
同時に充電するデバイスによって充電速度が不安定になることもあるため
複数ポートの充電器を探す場合、
最大出力数の確認がより重要になります。
サイズ・重量
W数 × 充電ポート数 ⇔ サイズ・重量
大きく、多くなると ⇒ サイズや重量も大きく・重くなる
サイズや重量は特に充電器を持ち運ぶ方には重要な要素。
同じW数・充電ポートでも製品ごとにサイズ感は異なります。
Anker製品は「コンパクトさ」を特徴にしたラインナップも存在します。
サイズ感や重量も比較しながら製品を選びましょう。
Anker(アンカー) 充電器 本記事で紹介するおすすめの4製品
- スマホ用 : Anker 511 Charger(Nano3,30W)
- ノートPC用 : Anker Nano ⅱ 65W
- 旅行・出張用① : Anker 735 Charger(GaN Prime 65W)
- 旅行・出張用② : Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)
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Ankerの急速充電器 用途別おすすめ製品の紹介
スマホ用 Anker 511 Charger(nano 3,30W)
ココがポイント
驚くほど「小さくて」「軽い」急速充電器
小さすぎて「指でつまむ」のが丁度良い感覚になる
最大30W出力でiPhone用として◎
- 最大出力:30W
- 充電ポート数:USB-C×1
- サイズ:2.9×2.9×3.6 cm
- 重量:39g
こんな方におすすめ
- とにかく小さい充電器が好き!な方
- iPhone・スマホ用の急速充電器を探している方
一番の特徴は
超と言っていいほどの「コンパクトサイズ」
どのくらいコンパクトかというと、
「ペットボトルのキャップ」くらいです!
- 驚くほど小さいサイズ、軽さ
- 最大30W出力の急速充電
- USB PDに対応
- ノートパソコンへの充電は心もとない
本製品のレビュー記事では
iPhoneに対し30分で約50%の充電を確認でき、急速充電器としての性能の高さを実感しました。
なお、USB PD対応・最大30W出力で充電可能なためノートパソコンも充電できますが、
発熱がすごい・低速充電になりがちと、
「とても頑張って充電している」印象がありました。
あくまでメインはスマホ用、iPhone15や16といった
最新モデルのスマホを急速充電するのにピッタリの製品です。
充電性能やサイズ感をレビューした記事
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ノートパソコン用 Anker Nano ⅱ 65W
ココがポイント
Anker 511よりは大きいが、「手のひらサイズ」
最大出力65W、ノートパソコンも充電可能
iPhone・タブレット・スマートウォッチ含め「充電器の一本化」もできる
- 最大出力:65W
- 充電ポート数:USB-C×1
- サイズ:4.2×3.6×4.4 cm
- 重量:116g
こんな方におすすめ
- ノートPCを普段持ち歩くことが多い方
- ノートPC付属のACアダプターが苦手な方
一番の特徴は、
「ノートパソコンのACアダプター代わりにできる」点です。
付属のACアダプターは大きくて重いのが悩みの種。
手のひらサイズのAnker Nano ⅱ 65WをACアダプター代わりとして使えば
「ノートパソコンの持ち歩き」がとても楽になります。
僕が所持しているノートPCのACアダプターで比較すると、重量・サイズ共に約半分になりました!
- 手のひらサイズの小ささ
- 最大65W出力でノートパソコンの充電が可能
- 日常の充電器を一本化できる!
- USB-Cポート1つなので、同時に複数端末の充電はできない
メリットはノートパソコンの充電器だけではなく、
iPhone・タブレット・Apple watchなど
これ1台で全ての充電に対応することができます。
日常の充電器を一本化に繋がり、
増えがちな充電器・充電ケーブルの整理までできてしまいます。
ノートパソコン充電器の代用におすすめした記事
旅行・出張用① Anker 735 Charger(GaN Prime 65W)
ココがポイント
USB-C×2ポート、USB-A×1ポートの計3ポート充電
デバイスを「同時充電」することが可能
これがあれば、充電できないデバイスはほぼゼロに
- 最大出力:65W
- 充電ポート数:USB-C×2、USB-A×1
- サイズ:3.8×2.9×6.6
- 重量:125g
こんな方におすすめ
- ノートパソコンの充電を考えている方
- 毎日充電が必要なデバイスを複数所持している方
- 旅行・出張に持ち運ぶ充電器を探している方
一番の特徴は
「3ポート」充電口が備えられている点。
複数のデバイスを「同時充電」できるだけでなく、
iPhone2台を「同時に急速充電」することも可能です。
日中~時として夜も動き回ることが多い旅行や出張中に
宿泊先で一気にスマホやスマートウォッチなどを充電するのに向いています。
- 複数デバイスを同時に急速充電できる
- 最大でiPhoneを3台同時充電!
- USB-CとUSB-Aどちらも対応。充電の「オールラウンダー」
- 3ポート合計で最大65W出力の充電性能
- Anker Nano ⅱ 65Wに比べるとサイズが大きい
- 価格が高い
- ノートパソコン+他デバイスの同時充電はパワー不足になることも
ノートパソコンの充電もでき、
複数のデバイスを同時に急速充電できるだけではなく、
現在主流になっている「USB-C」に加え「USB-A」も対応できることで
充電できないデバイスはほとんど無いと言っても良いのではないでしょうか。
充電の「オールラウンダー」万能選手です。
様々な同時検証を試したレビュー
Ankerの充電器 735 charger(65W) をレビュー|色々な同時充電を検証
Ankerの急速充電器「735 charger(Gan Prime 65W)」は 最大65W出力、3つの充電ポートを備えたモデルです。 ノートPCからスマホ・タブレット端末まで、 全ての充電を1つで、 ...
旅行・出張用② Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)
ココがポイント
モバイルバッテリー+コンセント+充電ケーブルも内蔵
モバイルバッテリーとしてiPHone15約2回充電可能
最大30W出力でiPhone用として◎
- 最大出力:30W
- 充電ポート数:内蔵USB-Cケーブル、USB-C×1
- サイズ:10.8×5.1×3.1 cm
- 重量:250g
こんな方におすすめ
- 外出先でモバイルバッテリーとしても/充電器としても使用したい方
- 充電アイテムをひとまとめにして荷物を減らしたい方
最大の特徴は
これ1台あればいつでも・どこでも充電ができる点。
10,000mAhのモバイルバッテリーとしても使用でき
コンセントがある場所では充電器としても使用できます。
さらに充電ケーブルまで内蔵なので、これ1台で充電が完結。
充電に用意するアイテム、荷物が減り、身軽な外出ができます。
- 容量10.000mAhでiPhone15を約2回分充電可能
- 最大30Wの高出力
- コンセント付きで「充電器」としても使用できる
- 内蔵の充電ケーブルはUSB-C/Lightning両方選べる
- バッテリー残量がディスプレイで表示
- 2つのデバイスを同時充電できる
- 充電器+モバイルバッテリーのため「重量が重い」
- 内蔵ケーブルは充電する際短く感じてしまう場面あり
最大出力は30Wでスマホやタブレット、ワイヤレスイヤホンの充電には十分。
モバイルバッテリー・充電器どちらの使い方でも出力が変わらないのがポイントです。
充電は内蔵ケーブル+USB-Cポートも1口あるため、
外出や旅行先で友人などとスマホ2台同時充電といった使い方も可能。
旅行に持っていく1台としておすすめの製品です。
iPhone15で充電性能や充電回数をレビューしました
Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル) をレビュー|旅行の持ち運び充電器に選ぶならこれ!
Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)は、 「モバイルバッテリー」「充電器」「USB-C充電ケーブル」が1台に集約。 いつでも ...
Anker 急速充電器のおすすめ3製品 サイズ感で比較
Anker 511・Nano ⅱ 65W・735 Chargerについて、
それぞれ出力・充電ポート数が異なります。
どれだけ製品としての大きさに違いが出るのか?
サイズ感を比較します。
購入検討する際の参考にしていただけると嬉しいです。
Anker 511 chargerとAnker Nano ⅱ 65Wは、
四角い「キューブ型」フォルムが特徴です。
大きさが異なり、511 chargerが「一回り」小さい印象。
Anker 735 chargerは正面から見ると他2製品と変わらないように見えますが、
最も「長さが長い」(奥行きがある)です。
長さがあると、コンセントに挿した時とても目立ってしまうため
普段コンセントに挿しっぱなしにして使用する想定であれば、
ちょっと目立って気になるな。。と感じました。
Anker充電器の魅力 アンカー製品を選ぶメリットは?
Anker製品に共通する良い点をまとめると、
- マットな質感の黒×シルバー おしゃれなデザイン
- コンパクトなサイズ感
- コンセントが折りたためる
- 急速充電性能◎
おしゃれなデザイン性 マットな質感のモデル
Anker 製品は統一されたデザインが特徴、
「黒×シルバー」の配色でマットな質感がスタンダードです。
カラーバリエーションも豊富にラインナップされているのも魅力的。
コンパクトなサイズ感 他社製品よりも小さい製品が多い
「コンパクトなサイズ」をコンセプトにした製品も多い点、
Ankerの特徴の一つだと感じます。
他社製と比較しても「サイズ感・重量」で優れるものが多く、
Anker 511 chargerを例に挙げると
項目 | Anker 511 Charger | UGREEN Nexode Mini | DIGIFORCE cube |
---|---|---|---|
縦×横×長さ(cm) | 2.9×2.9×3.6 | 約3.3×3.3×4.4 | 3.1×3.1×3.6 |
重量 | 39g | 47.91g | 41g |
Amazonリンク | Amazon | Amazon | Amazon |
他社30W充電器よりも「小さく・軽い」ことが分かります。
充電器は持ち運ぶことも想定すると、
コンパクトなサイズ感のものを選ぶことで
荷物の低減につながるメリットがあります。
コンセントが折りたためるモデルが多い
今回紹介した充電器は全てコンセントが折りたためるモデルです。
コンセントが折りたためることにより、
- サイズがよりコンパクトな見た目になる
- 持ち運びの際、カバンの中の荷物が傷つかなくなる
- コンセント自体が傷みづらくなる
以上の理由から充電器はコンセントが折りたためるモデルが絶対におすすめです。
急速充電性能が良い!
充電器として大切な要素、
充電性能が安定して良いのも魅力の一つです。
- Anker 511 Charger(Nano3,30W): iPhoneを30分間で約50%の急速充電
- Anker Nano ⅱ 65W: ノートパソコンの充電も安定感◎
- Anker 735 Charger(GaN Prime 65W): iPhone3台を同時充電可能(うち2台は急速充電できる)
- Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル): モバイルバッテリーでも充電器としても最大30W出力
各製品が「使用目的に叶う」充電をしてくれる点
充電器としての性能の良さも忘れてはいけないポイントです。
Anker充電器のデメリット 価格が高い
Anker充電器は他メーカー製品と比較して
「価格が高め」なものが多いです。
僕は本記事で挙げたAnker製品を場面に応じて使い分けて楽しんでいますが
他メーカーでは「UGREEN」製品も好んで使用しています。
- マットシルバーで統一されたデザインコンセプト
- Ankerと同W数・充電ポート製品で低価格
AnkerとUGREEN製品の充電を比較したところ
UGREENもAnkerに負けず劣らずの印象を受けました。
以下記事で紹介していますので気になる方はぜひ読んでいただければと思います。
Anker とUGRREN製品の充電性能を比較した記事
UGREENとAnker充電器の性能を比較検証|Nexode 65W Chargerレビュー
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本記事のおすすめ製品紹介が充電器探しの参考になれば嬉しいです。