車を運転する際、必需品となっている「カーナビ」ですが
最近は「ディスプレイオーディオ」を選ぶ方も増えてますよね。
- ナビ機能はスマホの地図アプリで十分
- 音楽再生はミュージックアプリがもっぱら
- TVやCD/DVD機能は不要
- 低予算で収めたい
上記に当てはまる方はディスプレイオーディオがピッタリだと思います。
さらに、ワイヤレスでiPhoneと接続できるものを探している
という方にはアルパインの「DA7Z」がおすすめです!
本記事の内容
- DA7Z 主な装備・機能紹介
- 良い点・気になる点
- ワイヤレスApple Carplay接続・音のカスタイマイズ機能が◎
- 実際の音質をレビュー
- スペーシアギア、取付に必要なケーブル類のまとめ
DA7Z 主な装備・機能
DA7Zの装備・できること、できないことを表にまとめました。
DA7Zは液晶ディスプレイ付き「オーディオ」なので
本体にカーナビ機能はなく、ラジオや音楽再生機能メインです。
(とはいえ、DVD/CDプレイヤーも無いので音楽再生にはBluetooth接続などが必要)
そしてDA7Zの真価を発揮するには「スマホと接続することが必須」!!
スマホと接続(Apple CarplayまたはAndroid Auto)することで、
スマホにインストールされているマップアプリやミュージックアプリを使用することができます。
装備/機能 | 装備有無・説明 |
---|---|
ディスプレイ | 7インチ(2DIN) |
液晶寸法 | 幅171mm×高さ96mm |
画面解像度 | WXGA 1280×720p |
カーナビゲーション | × |
Apple CarPlay | ○ ワイヤレスCarPlay対応 |
Android Auto | ○ |
Bluetooth | ○ |
DVD/CD | × |
FM/AMラジオ | ○ |
地デジTV | × |
HDMI出入力 | ○ |
AUX入力 | ○ |
USB入力 | ○(2系統) |
ハイレゾオーディオ | ○ |
バックカメラ | 表示○(バックカメラ別売り) |
ハンズフリー | ○ |
DA7Z の良い点・気になる点
ココが○
ワイヤレスでiPhoneと接続(Apple CarPlay)
音のカスタマイズ機能が豊富
ミュージックアプリの再生可能
スマホのMAP、ナビアプリでカーナビとして機能
画面が見やすく、綺麗な画質
ココが気になる
DVD/CD再生ができない
「DA7Z」を購入するだけでは車に取付できない
取付には複数のケーブル・コネクタを買う必要
9インチ以上の液晶もある中、7インチだとやや物足りない
特にポイントとなる良い点・気になる点について、
個別に取り上げて行きたいと思います。
良い点① ワイヤレスでApple CarPlay接続
DA7Zの最大の特徴は
ワイヤレスで「Apple CarPlay接続」です。
車のエンジンをかけると自動でDA7ZとiPhoneが接続
何もせず以下の状態に ↓
- ミュージックアプリが再生
- MAPがディスプレイに表示
もう、カーナビと言っても過言ではないです。。。
ワイヤレスと有線接続の違いをまとめると
ワイヤレス
- 車に乗った後、iPhoneを取り出す必要なし
- iPhoneがポケットの中でも、カバンの中でも○
- ケーブルに接続する必要なく、車内環境がスッキリ
有線接続
- iPhoneを取り出す⇒ケーブルを差す必要
- ケーブルを差したiPhoneの置き場に困る
- ケーブルが常に車内に出ていて邪魔
これまで僕は有線でApple CarPlayに接続していましたが、
特に面倒くささを感じることはありませんでした。
しかしDA7Zのワイヤレス接続を体験してしまうと、有線に戻ろうと思えないです。
ワイヤレス接続ができるかどうか
だけでディスプレイオーディオを検討するのもアリだと感じました。
良い点② 音のカスタマイズ機能が豊富!
DA7Zのもう一つの大きな特徴は
「音質、音設定に力を入れている点」です。
「サウンドホーム」という音に関する設定ができるホーム画面があり、
そこで自分好みの音質・音量バランスをセッティングすることができます。
またフロント・リアのスピーカー別に音質調整もできるなど、やれることが沢山あります。
特にイコライザーの設定がかなり詳細にでき、
周波数20Hz(低音域)~40kHZ(高音域)まで13チャンネル
(下写真、点で示されているポイント)のレベルを調整して
自分好みの音質に仕上げることが可能です。
ちなみに比較の一例として、他の車の他社ナビは
13チャンネルは同じでも、調整できる周波数が「50Hz~12.5kHz」でした。
DA7Zはより「高音域」の設定・調整が豊富にできることが分かります。
DA7Z 実際の音質をレビュー
実際にDA7Zはどんな音質なのかが気になると思います。
スペーシアギアに取付けたDA7Zで楽曲を流し、
ボイスレコーダーで録音したものを紹介します。
音質は車種によって異なると思いますので、
参考として捉えていただけると嬉しいです。
イコライザー設定 「フラット」状態
初期設定状態、フラットなイコライザーでは
低音・中音・高音全てバランスが取られていて、
「とても聴きやすい音」です。
一方、車で聴いていると「ややこもった感じ」があります。
(以下、再生ボタンで音が出ますので音量にご注意ください)
イコライザーを調整した例
フラットな状態からイコライザーを調整すると、
ガラッと音質が変わります。
こちらは「よりクリアな音質」に調整した例です。
フラットな状態と比較して、低音と高音がより聞こえるようになっています。
(以下、再生ボタンで音が出ますので音量にご注意ください)
このように、DA7Zの音質調整はかなり幅広く
自分好みの音質にカスタマイズできることが魅力の一つです。
気になる点 取付にケーブル、コネクタを別途購入する必要あり
DA7Z、この製品だけを購入した状態では
車に取付することができません。
それぞれの車に必要なケーブル、コネクタを用意する必要があり
何を用意すればよいのか分かりづらいです。
僕のスペーシアギアはオーディオレスで購入し、必要なケーブル類を自分で用意。
DA7Zをディーラーに取付けてもらいました。
用意したケーブル類を以下にまとめます。
- ENDY カーコンポ接続コネクター EJC-082S ステアリングリモコン対応 スズキ車用
- ALPINE ステアリングリモコン接続コード KTX-G501R ホンダ・スズキ車用
- ENDY 車速センサーコネクター EJC-310T トヨタ・ダイハツ・スズキ車用
- ENDY 日産車用 汎用フェイスパネル EFK-026N
ENDY カーコンポ接続コネクター EJC-082S
車両の純正配線を利用して、オーディオに接続するための接続コネクターです。
注意点は、スペーシアギアはステアリングリモコンが装備されていますので
「ステアリングリモコン用」のものが必要となります。
ALPINE ステアリングリモコン接続コード KTX-G501R
純正のステアリングリモコンが装備されている車にDA7Zを取付けた際、
ステアリングリモコンを使ってDA7Zの操作ができるようにするコードです。
ENDY 車速センサーコネクター EJC-310T
車両の車速信号・バック信号・パーキング信号を
車両側の純正配線から取り出し、DA7Zに接続するためのコネクターです。
ENDY 日産車用 汎用フェイスパネル EFK-026N
スペーシアギアは、9インチのナビを埋め込み装着するスペースがあります。
なので7インチのDA7Zを装着すると、横に隙間ができてしまいます。
その隙間を埋めるための「外枠」パネルになります。
日産車用、と記載されていますが問題なくスペーシアギアに装着できました。
バックカメラを取付ける場合
なお、DA7Zはバックカメラのディスプレイとしても使用できます。
その場合、バックカメラと必要なケーブルは以下、追加で用意します。
まとめ
アルパインのDA7Zは
iPhoneユーザーにとって最適解となりうる便利さを備えた製品だと思います。
ワイヤレスCerPlay接続により、車内でiPhoneをケーブルに接続することなく
ミュージック再生、マップアプリを使用することができます。
価格は10万円を普通に超えるカーナビと比べると
かなりの低価格になると思います。
問題は、自分でDA7Zを取付けるためのケーブル・コネクタを揃える必要があること。
本記事ではスペーシアギアの取付に必要なものをまとめてみましたので、参考にしてみてください。
ディスプレイオーディオ、できることはほぼカーナビと一緒の感覚ですごいなぁと感じています。