外出先でノートPCを使用することが多い方にとって
「あと少しだけノートPCの充電が持ってくれれば・・・」
と思った経験はありませんか?
僕は思いのほか会議が長時間続いた時、PCが落ちそうでヒヤヒヤする時があります
ノートPCを充電できるモバイルバッテリーを活用すれば、
もしもの充電切れに対応することができます。
本記事では、
- ノートPC用モバイルバッテリーを選ぶポイント
- モバイルバッテリーでノートPCを充電できる条件
- おすすめの製品紹介
旅行や出張などでノートPCを使用する際
「充電を少し回復し、使える時間を延長」モバイルバッテリーの活用方法を紹介します。
モバイルバッテリー探しの参考にしてくださいね。
ノートPC用モバイルバッテリーのおすすめ活用方法
ノートパソコンを充電できるモバイルバッテリーは
PCを持ち運ぶ外出・出張が多い方にとって助けになる心強い存在です。
おすすめの活用方法は、
出先でコンセントが使えない環境でのPC作業時
本体のバッテリー残量が厳しくなってきたときに充電のちょい足し です。
- 出張先で長時間の会議が多い時に
- カフェなど、外でPC作業をするお供に
- 自宅で PC作業をする場所に縛られない使い方もできる
僕自身、出張先で会議が連続することが多く
ノートPCのバッテリー残量がゼロになってしまう時がありました。
モバイルバッテリーを導入してからは、
PCに充電している間の時間 + 充電回復した分
PCを使える時間を延長でき、バッテリー残量が危なくなった時の保険として
外出時に常備するようにしています。
外出や出張時用だけでなく、「自宅」での活用もおすすめです。
自宅だと作業場所は「電源が備えられてあるデスク」に限定されがちですが
ノートパソコン用のモバイルバッテリーがあれば、
自分の好きな場所で、動き回りながら どこでもPC作業することができます。
長時間、同じ場所でPC作業を続けると気分転換したくなる方の活用方法としても◎
ノートパソコンを充電できるモバイルバッテリーを選ぶポイント
上記活用方法に合うモバイルバッテリーを選ぶ際、
以下条件に合致したものがおすすめです。
- 最大出力(W数) :65W以上
- バッテリー容量 :10,000mAh
- 重量 :300g台
- コンセント付きモデル
最大出力は65W以上のものを選ぶ
モバイルバッテリーを選ぶ際
最も重要なのは「最大出力(W数)」を確認することです。
出力不足の場合、ノートPCへの充電ができないので注意しましょう。
以下の通り、スマホやタブレットの充電よりも大きなW数が必要になります。
- iPhoneの急速充電 :約20W
- タブレットの急速充電 :約20~30W
- ノートPCの充電 :30W以上(PCにより様々)
自分が使用するPC次第で充電に必要なW数は変わりますが、
一般的には65Wの出力があれば大部分のノートPCに対応可能です。
「最大出力は65W以上」の製品を選ぶことがポイントです。
自分のPCは何Wあれば充電できるのか?は、普段充電に使用している「ACアダプター」のW数以上であれば◎です
バッテリー容量は10,000mAhの製品
モバイルバッテリーのバッテリー容量は
ノートPCを「どれだけ(何%分)充電できるか?」に関わってきます。
自分がどれだけ長時間、コンセント環境の無い場所でPC作業したいか
で必要な容量を選びましょう。
充電のちょい足し用としてモバイルバッテリーを使用する場合
「10,000mAh」の容量がおすすめです。
- ノートパソコンのバッテリーを約50%充電
- 持ち運びやすい大きさの製品が多い
自分が普段使用しているノートPCで実例を紹介すると
項目 | 内容 |
---|---|
使用PC | Lenovo (Thinkbook 14 gen 4) |
モバイルバッテリー | Anker Prime Power bank (12,000mAh) |
ノートPCの充電回復 | 40% ⇒ 89%(+49%) |
充電時間 | 1時間2分 |
12,000mAhのモバイルバッテリーを使用したところ、
1回分フルに使って約1時間の充電時間+49%充電回復できました。
PCを使用できる時間として考えると、
充電している1時間分 + 49%バッテリー回復分
プラス2、3時間さらにバッテリーを持たせることが可能になります。
非常時の充電ちょい足しとしておすすめの容量です。
重量は300g台の製品が軽量 持ち運びにおすすめ
モバイルバッテリーを持ち運ぶことを想定すると、
「重量」も大事な要素になります。
特にバッテリー容量が大きくなるほど重量も重くなる点、考慮しながら選ぶことが重要です。
- 300g台の製品が軽量タイプ
- ノートPC付属の「ACアダプター」同等の重量イメージ
- バッテリー容量が大きくなると、500gや600gといった重さに
重量は「300g台」を目安に選ぶのがおすすめです。
10,000mAhのバッテリー容量であれば、300g台+比較的コンパクトな製品も多く
持ち運ぶ際の負担を減らすことができます。
300gという重量イメージは、
一般的なノートPC付属の純正ACアダプター相当です。
それよりも重くて大きな製品を持ち歩くのはなかなか大変。。
モバイルバッテリーを携帯する負担の方が強くなってしまい
結局、持ち運ぶのが億劫になってしまわないように気を付けましょう。
コンセント付きのモバイルバッテリーを選ぶと荷物を減らせる
上記の通り、ノートパソコン用のモバイルバッテリーは
サイズ感がデメリットになります。
できるだけ持ち運ぶ荷物を減らすための対策として
「コンセント付きのモバイルバッテリー」が個人的にはおすすめです。
- 1台で「充電器」+「モバイルバッテリー」両方として使える
- コンセントの無い環境ではモバイルバッテリーとして
- 出先から戻れば、充電器としてPCや他デバイスも充電可能
- モバイルバッテリーを充電しながら、充電器として使用できる製品もあり
コンセントの付いていないモバイルバッテリーを持ち運ぶ場合、
モバイルバッテリーの再充電には
充電器を別途用意する必要があります。
モバイルバッテリーだけだと、充電に使い切ったらただの重い置物になってしまいます・・
特に旅行や出張の場合、極力荷物を少なくできれば嬉しいですよね。
コンセント付きのモバイルバッテリーであれば
モバイルバッテリーとして使用し
コンセントを挿せば充電器としても使用可能(+モバイルバッテリーの充電も)
1台で充電周りを完結でき、荷物を減らすことに繋がるためおすすめです。
ここに注意 ノートPCに充電できるモバイルバッテリーの条件
モバイルバッテリーを使用してノートパソコンに充電するには
「USB PD」という前提条件を満たす必要があります。
前提条件
以下3つの充電アイテムが「USB-PD」に対応していること
- 充電器 :モバイルバッテリー
- 充電ケーブル :USB-C /C ケーブル ☚ケーブル両端がUSB タイプC
- 充電する端末 :ノートパソコン
USB-PDって何?
USB PDって?
USB Power Deliveryの略で、USB-Type C を使用した給電機能
USB PDに対応した「充電器」「ケーブル」「端末(ここではノートPC)」が揃うことで
最大240Wまでの高速充電を行うことができます
USB-PDの充電を行うには、
充電器 ⇒ 充電ケーブル ⇒ ノートPC
全て「USB-PD対応」のものにする必要があります。
モバイルバッテリーは65W以上の製品を選べば自動的に条件を満たせますが、
注意していただきたいのは
「充電ケーブル」と「ノートPC」です。
どちらもUSB PDに対応したものでないと、
高出力での充電ができない ⇒ ノートPCの充電ができない
折角モバイルバッテリーを購入しても、充電できないため注意しましょう。
意外と充電ケーブルが盲点になりがちなので注意です!
充電ケーブルは100W以上の出力に対応した製品がおすすめ
充電ケーブルは、両端がUSB タイプC端子になっている
「USB-C & USB-C」ケーブルが必要になります。
(USB-C to Cとも言われます)
以下条件に当てはまるものを用意することをおすすめします。
- パッケージに「PD対応」と記載してあるもの
- 100W以上の出力に対応可能なもの
「USB PD」に対応したUSB-Cケーブルなのはもちろん、
100W以上の出力に対応したものを選ぶことで
モバイルバッテリーの性能を最大限発揮させることができます。
おすすめは、Anker製の 柔らかくて自在に曲げることができる
「Anker Powerline ⅲ Flow」が使いやすいです。
ココがおすすめ
最大出力100Wに対応
シリコン素材で「絡まない」ケーブル
小さくまとめることができ、かさばるケーブル問題が解消
Anker Powerline ⅲ Flowはシリコン素材で柔らかいため、
小さく巻いてまとめることができます。
カバンに入れた時の荷物のかさばりが大きく減り、
そして使用時にはパッと絡むことなく解ける。
再度まとめる時もクルクルと簡単にまとめることが可能です。
使おうと思ったら自然とケーブルが絡まってた。。というストレスからも解放されます
スマホ用のモバイルバッテリーでノートパソコンは充電できる?
ここまでノートPCを充電できるモバイルバッテリーについて
条件や選び方を紹介してきましたが、
「自分はスマホ充電用にモバイルバッテリーを持っているけど、ノートPCに使える?」
という疑問を持たれている方もいるのではないでしょうか。
実際にスマホ用のモバイルバッテリーを使って、
ノートPCに充電できるか検証します。
- モバイルバッテリー :Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)
- ノートPC :Lenovo Thinkbook 14 gen 4
検証に使用するのは、
「最大出力30W」「容量10,000mAh」のモバイルバッテリーです。
実際にノートPCを充電してみると
充電自体はできました!
一方PCには「低速充電」の通知があり、充電には不十分な出力。
モバイルバッテリー25%分消費して充電を続けてみましたが
ノートPCは5%充電されました。
単純計算すると、30W出力(容量10,000mAh)であれば1回分でPCを20%程度充電できる結果です
この結果より、スマホ用モバイルバッテリーでノートPCへの充電は
30W出力 :充電できないことはない(が、充電回復は若干程度)
20W出力以下 :ほぼできない
30W出力であればギリギリ充電自体はできるイメージ、
20W以下だとほとんど充電できないと推測します。
スマホ用のモバイルバッテリーでは出力不足な点は否めず、
65W以上のモバイルバッテリーをおすすめします。
ノートパソコン用モバイルバッテリーのおすすめ製品
ノートパソコンを充電できるモバイルバッテリーについて
本記事で紹介しました「選ぶポイント」に合致した製品を紹介します。
以下、4つのポイントを抑えたおすすめの製品です。
- 最大出力 :65W
- モバイルバッテリー容量 :10,000mAh
- 重量 :300g台
- コンセント付き
Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)
- 最大出力 :65W
- モバイルバッテリー容量 :9,600mAh
- 重量 :308g
- 充電ポート :USB-C×2ポート
- コンセント付き
- 308gと軽量かつコンパクトなサイズ感
- コンセント付きで急速充電器としても使用できるモバイルバッテリー
- ノートPCはもちろん、スマホやiPad等 身の回りの充電も可能
- 旅行や出張にこれ1台あればあらゆるシーンに対応できる
- 10,000mAhモバイルバッテリーとしては高価格
- 1回分でノートPC約半分が充電できる程度のバッテリー容量
欲しい要素が詰まった65W出力のモバイルバッテリー
Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusionは、
最大出力65Wでノートパソコンの充電ができ、
スマホやiPad等、日常生活に必要なアイテムの充電も可能。
コンセント付きなのでモバイルバッテリーとしても充電器としても活用でき、
これ1台であらゆる状況に対応できる「万能さ」が特徴です。
充電性能だけでなく、サイズ感も◎。
重量は308gと65Wモバイルバッテリーの中では軽く、
コンパクトサイズで持ち運びの負担も減らすことができます。
旅行や出張にこれ1つだけ持って出かけることができる、
充電の便利さとサイズ感に優れた一品です。
気になる点 価格とバッテリー容量に注意
ココに注意
ノートPCを50%弱充電できる程度のモバイルバッテリー
約1万5000円と高価格
本製品はバッテリー容量:9,600mAhのモバイルバッテリーとして
自分が普段使用しているLenovo製ノートPC(Thinkbook 14 gen 4)だと
1回分フルに使い切って+43%充電できる程度でした。
ノートPCを+100%充電できる性能を求める方には不十分な容量に注意が必要です。
約1万5000円と高価格な点も気になる点。
購入後、活躍できる場面がなかった・・・ということにならないために、
「自分の求める使い方」をイメージすることが重要です。
ノートPCを持ち運ぶ外出・旅行や出張が多い方で
- 宿泊先ではスマホなどの充電器として毎日の充電に
- 出先ではノートパソコンの充電ちょい足し用として
1台だけ持ち歩けばどんな状況にも対応できるメリットに魅力を感じる方は
相性◎で色々な場面で活躍させることができ、おすすめの製品です。
まとめ
ノートPCを充電できるモバイルバッテリーのおすすめ活用方法は
出先でコンセントが使えない環境でのPC作業時
本体のバッテリー残量が厳しくなってきたときに充電のちょい足し です。
本記事では、そんな活用方法に合うモバイルバッテリーの選ぶポイントに
以下4点を挙げました。
- 最大出力(W数) :65W以上
- バッテリー容量 :10,000mAh
- 重量 :300g台
- コンセント付きモデル
この4点を満たすモバイルバッテリーのおすすめ製品として
Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)を紹介しました。
ノートPCを約半分充電できる程度のバッテリー容量になりますが、
コンセントがある場所では急速充電器としても使用でき
コンパクトなサイズ感が◎。
これ1台だけ持って出かけることで、
あらゆる状況に対応できる万能さがメリットになります。
ノートPC用のモバイルバッテリーを探している方にとって
本記事が製品選びの参考になれば嬉しいです。