- 簡単・気軽に豆から挽いたコーヒーが飲めるコーヒーメーカーを探している
- お手入れも含めて手間がかからないものが欲しい
コーヒーメーカーは豆から挽いた美味しいコーヒーが飲める一方で
「淹れる時・お手入れ」の手間がかかる点がネック。
折角本格的なコーヒーが飲めるようになっても、
作るまで & 後片付けやお手入れを考えると
コーヒーを淹れるのが億劫にならないか不安になりますよね。
気軽に・簡単に使えるコーヒーメーカーのおすすめが
siroca(シロカ)の「カフェばこPRO」です。
本記事ではカフェばこPROを愛用している筆者による
実際にコーヒーを淹れ・お手入れまで含めた流れの紹介から
メリット・デメリットを紹介します。
シロカのコーヒーメーカー「カフェばこPRO」の特徴まとめ
ココがポイント
コーヒーを淹れるのに「豆・水」の計量が不要
後片付けが簡単
粉の粒度・挽き時間・温度などのカスタマイズで「自分好み」に
+αの機能が充実
カフェばこPRO最大の特徴は「全自動」
スタートボタンを押せば豆・水が自動で計量され、
豆挽き~コーヒーの抽出まで自動で行われます。
自分がすることはフィルターをセットするだけです
コーヒーを淹れた後の洗い物も少なく、
日常のお手入れが簡単なのも◎
「労力をかけず手軽に使えるコーヒーメーカー」という印象の製品です。
手軽さだけでなく、機能が充実している点も◎
- コーヒーの濃さや温度調節ができる
- 忙しい朝に タイマー予約でコーヒーを淹れてくれる
- マグカップに直接1杯分コーヒーを作れる
自分好みの味、飲み方にカスタマイズできる
機能の幅広さも本製品のポイントです。
製品仕様・外観レビュー CM-6C261
製品仕様
本レビューではライトグレーの製品をレビューします
外観
本体・説明書に加え
- ステンレスフィルター
- サーバー : ガラスタイプ
- 掃除用ブラシ(ホッパー蓋の裏にセット)
が付属します。
本体はマットな質感、色はやや暗めのホワイトといったイメージ。
落ち着いた印象もあり、
内装が白を基調としているお宅だと、ライトグレーとの相性が良いです。
サイズ感は、縦・奥に長い形状。
大きさをイメージできるよう、炊飯器・オーブンレンジと並べてみます。
コーヒー豆を充填するホッパーは200gの豆を一度に入れることができ、
ゴム付きの蓋のためしっかり密封できます。
豆を挽くミルは「コーン式」、らせん状の刃が特徴的。
コーン式は粉の粒度の均一性に優れ、細かい挽き目も得意です。
水のタンクは本体後ろに設置してあります。
取り外しができるため、水の補充も簡単にできるのが◎です。
sirocaのカフェばこPROを使ってみた感想
- コーヒーを淹れるまで : 手間を感じず、気軽にできる
- 豆挽き時の音: 大きいが、嫌とは感じない(掃除機の音くらい)
- 濃さ : 初期設定(中間レベル)だとやや薄め
- 温度 : 「高温モード」で丁度良い熱さ
- 後片付け : 洗い物は少なく、苦にならない
- 掃除 : 毎回、抽出口に付着した粉の掃除が一番面倒
- お手入れ : ミルの掃除は定期なのであまり苦にならない
- 機能 : タイマー予約が意外と便利
コーヒーを淹れる手間は感じない
僕はカフェばこPROを購入するまではインスタントコーヒーを飲んでいたため、
コーヒーを淹れる準備・後片付けの工程は確実に増えました。
ただ、豆・水は自動計量でコーヒーが抽出されるため
淹れる手間までは感じていません。
それ以上に
インスタントでは味わえないコーヒーの苦みや奥深さを感じることができ
- 色々な豆を試してみることができる
- 自分が好きな味の傾向がわかる
- コーヒー豆を選ぶ・探す楽しさが増えた
好きな味のコーヒー豆を探す楽しさが出てきた、
これはコーヒーメーカーならではの楽しみ方だなと感じています。
豆挽き時の音は大きめ
コーヒーの「豆挽き」時、
ミルが回転する大きな音が20秒程度発生します。
感覚としては「掃除機をかける音」くらいです
自分としてはビックリする程度ではありませんでしたが
大きな音が苦手な方にはデメリットになる可能性があります。
実際の様子を撮影したので参考にしてみてください。
(再生ボタンを押すと大きな音が出るので音量に注意してください)
コーヒーの濃さは薄め 温度は丁度よい熱さ
初めて本製品を使ってコーヒーを淹れた時
豆の挽き目や挽き時間を初期値として中間レベルで試したところ
「やや薄いかな・・」と感じました。
コーヒーの濃さを調節する方法を後で紹介しています、
自分好みの濃さにカスタマイズして楽しむことをおすすめします。
抽出温度は「高温」「低音」の2種類選択できますが、
「高温」で熱めかな、という感覚でした。
熱々、というレベルではないと感じます。
一番手間を感じる点 後片付け後の掃除
コーヒーを淹れ、後片付けの洗い物まで手間を感じませんが
一番面倒だと思うのは「後片付け後、本体抽出口の拭き掃除」です。
コーヒーを淹れた後、
本体に付着した粉を拭き掃除で取り除くようにしています。
毎回軽く拭いて終わりにしていますが、
一連の流れの中では最も手間に感じます。
綺麗に保って長く使えるように、と思わせてくれるからこその手間だとも感じています
カフェばこPROの使い方
実際に普段使用する流れをもとに、
日常生活でどれだけ楽にコーヒーを淹れることができるのか?
紹介していきます。
以下準備ができている「最も手順が少ない時」のものです
- 豆がホッパーに充填済み
- 水タンクも必要な杯数分入っている
- 抽出条件(温度や挽時間など)が設定済
コーヒーの淹れ方
基本的な流れは以下
「3ステップ」で簡単にコーヒーを淹れることができます。
- コーヒーフィルターをセット
- コースを選び
- スタートボタンを押す
step
1コーヒーフィルターを取り付ける
まずはバスケットにコーヒーフィルターを装着します。
付属のステンレスフィルターや市販のペーパーフィルター、
好みのものを選んで取り付けが可能です。
僕は後片付けが簡単な「ペーパーフィルター」を使用しています。
フィルターを取り付けたら、プラスチックリングで固定します。
step
2コースの選択
ディスプレイ付近に集約されているボタンのいずれかを押すと
バックライトが点灯し、前回淹れた条件が表示されます。
抽出条件を変えたい場合、この時に杯数や挽き時間などを変えましょう
step
3「スタート」ボタンを押す
あとはスタートボタンを押すだけ。
豆挽きから自動的に開始され、コーヒーが抽出されます。
コーヒーカップ(120ml) 4杯分だと約10分程度で完成
淹れ終わると自動的に「保温モード」へ切り替わり
ガラスサーバーを30分間温めてくれる機能も◎です。
自分でやることと言えば、コーヒーフィルターのセットくらいです
挽き目×挽き時間のカスタマイズ コーヒーの濃さを調節可能
- 挽き目調節ダイヤル : 1 粗挽き ~ 5 細挽き
- 挽き時間 : 投入される粉の量(1 少ない ~ 5 多い)
挽き目調節で粉の粒度を、挽き時間で粉の量を調節することで
「コーヒーの濃さ」を自分好みにカスタマイズすることができます。
挽き目調節ダイヤルは「数字が大きくなるほど味が強く」なり
- 1 粗挽き : あっさりとした味わい
- 5 細挽き : 苦みやコクが強調される
挽き時間はミルが動く時間 ⇒ 長いほど挽かれる豆の量が増える
=粉の量が増えるため、「数字が大きくなるほど味が濃く」なります
- 1 短い : 投入される粉の量が少なくなる
- 5 長い : 投入される粉の量が多くなる
まずは中間レベルで味の濃さを試してみるのがおすすめ
初めて本製品でコーヒーを淹れる際、
まずは挽き目・挽き時間「中間の 3 レベル」で濃さを試してみることがおすすめ。
僕自身、やや薄めに感じたため
挽き目の数字、挽き時間を上げてコーヒーの濃さを調節し、
今は以下設定で丁度良く感じる濃さにできています。
おすすめの挽き目・挽き時間
- 挽き目 : 4
- 挽き時間 : 4
カフェばこPROは「味が薄い」と感じる場合でも
自由に味の強さ・コーヒーの濃さを調節できる
「カスタマイズ性の高さ」が魅力の一つです。
掃除・お手入れなどのメンテナンス方法
コーヒー抽出後の後片付け・掃除
カフェばこPROは「後片付けの簡単さ」もメリット。
コーヒーを淹れた後、日常の片付けの流れは以下3STEPです。
- コーヒーフィルターの処理
- 洗い物(バスケット、リング、ガラスサーバーの3つのみ)
- 抽出口付近の拭き掃除
step
1バスケットを取り外し、コーヒーフィルターを処理
まずはコーヒーフィルターの処理から
ペーパーフィルターだとフィルターごと捨てることができるので後片付けが簡単。
(ステンレスフィルターは粉を取り除いて洗う必要が出てきます)
バスケットを取り外してコーヒーフィルターを取り除きます。
step
2ガラスサーバーを外す
空になったガラスサーバーも本体から外します。
step
3バスケット、バスケットリング、ガラスサーバーを洗う
コーヒーを淹れ終わった後の洗い物は「3つ」だけ
極力手間をかけずに美味しいコーヒーが飲めるのは嬉しいです。
step
4抽出口付近の拭き掃除
普段使用して手間に感じる点は「本体 抽出口付近の清掃」です。
コーヒーの抽出後、お湯の抽出口付近にコーヒーの粉が付着してしまいます。
(お湯が粉に落ちる時の跳ね返り)
コーヒーを淹れる度に付着していくのは避けられず、
放置してコーヒーを淹れ続けた分だけ汚れが酷くなってしまいます。
毎回簡単でも拭き掃除をしておくのがおすすめです。
ミルの掃除
普段の後片付け・お手入れに加え、
「定期的なミル掃除」がコーヒーの味や本体の故障を防ぐためにも大切です。
- 古い豆と新しい豆が混ざってしまい、コーヒーの味が落ちる
- 豆がミルに付着して目詰まりを起こしてしまう
おすすめのミル掃除タイミングは、
「ホッパーの豆が無くなった時、新しい豆を充填する前」
古い豆を掃除し、新しい豆に入れ替えるイメージで清掃しておくのが◎
カフェばこPROはホッパーのカバーも簡単に外れ
ミル掃除も簡単にできます。
良い状態で永く使えるように維持できるとコスパの観点からもメリットになります。
ミル掃除のやり方 手順を解説
step
1ホッパーふたを取り外し、挽き目調節ダイヤルを外す
まずはホッパーの蓋を外すと、下の状態になります。
この状態で、「挽き目調節ダイヤル」を外します。
ロックがかかっているため、
ツマミを矢印方向にスライドさせながら上に引き抜くイメージです。
step
2ミル上部を取り外す
続いて、ミルの上側を外します。
ステンレスの取っ手を持ちながら、「反時計回り」に止まるまで回し
上に引き抜きます。
step
3ミル、ホッパー内を掃除する
先ほど引き抜いたミル上部に付着している粉や
ミル内部の刃、ホッパー内の豆の破片を付属ブラシで掃除します。
ホッパー内の豆の破片や汚れは、ブラシでミルの中に掃いて落としましょう。
これでミルの掃除は完了です!
最後に集めた粉を全て出すので、気にせずミルに向かって掃き落してOKです
step
4元通りに戻し、バスケットにフィルターを取り付け
ミル上側 ⇒ 挽き目調節ダイヤル ⇒ ホッパー蓋
の順に取り付け、もとに戻します。
次に、バスケットにフィルターを取り付けます。
step
5「ミルお手入れモード」を選択
「モード」 ⇒ 「ミルお手入れモード」 ⇒ 「スタート」
の順にボタンを押します。
step
6本体内に溜まった粉がフィルターに出てくる
ホッパー、ミル内部を掃除して集めた粉が出てきて
フィルターにキャッチされます。
内部に溜まった粉も無くなり、古い豆のリセットになります。
デメリット 気になる点はある?
気になる点
抽出口付近の粉の付着が多いと掃除が大変
ペーパーフィルターのセットが上手くいかない
一度にまとめて作る派は毎回水タンクの補充が必要
抽出口付近の粉の付着が多いと拭き掃除が大変
抽出口付近の粉の跳ね返り汚れについて、
1回に淹れるコーヒーの量で粉の付着量が変わります。
1~2杯分といった少ない量だと粉の付着は少ないですが
4杯や6杯といった まとまった量を一度に淹れると、粉の付着量が多くなる傾向です。
一度に多量のコーヒーを淹れたい方にとっては
毎回のお手入れがやや手間になるなと感じました。
ペーパーフィルターのセットが上手くいかない
バスケットにペーパーフィルターをセットする際
綺麗にシワなくセット、リングで固定することが難しいです。
「これでいいのかな?」と正解が良く分からないのが不安に感じてしまいます。
一度にまとめて作る派は毎回水の補充が必要
本製品、毎回コーヒー豆・水を充填する必要なく
ボタン一つでコーヒーを淹れることができる手間の少なさが特徴ですが、
一度にまとめてコーヒーを作っておきたい方にとって
毎回水をタンクに補充する必要があります。
僕は毎回4杯分のコーヒーをまとめて作っていますが、一度作るとタンクの水はほぼなくなります
どんな時でもコーヒー豆、水を補充しなくても良いわけではなく
使い方によっては水の補充が毎回必要になってくる点、
購入検討の際は頭に入れておいた方が良いと感じました。
まとめ カフェばこPROのメリット・デメリット
- コーヒーを淹れるのに「豆・水」の計量が不要
- 洗い物も少なく、後片付けが簡単
- 自分好みの「濃さ」にカスタマイズできる
- タイマー機能やマグカップで抽出もできる
- 一度に多くコーヒーを淹れる場合は手間が増える
- ペーパーフィルターの付け方が難しい
sirocaのカフェばこPROは
自分で豆や水の計量をしなくても良い点が最大の特徴。
「全自動」で豆から挽いた本格的なコーヒーが楽しめます。
後片付けも簡単で洗い物も3つのみ、
「労力をかけずに手軽に使えるコーヒーメーカー」という言葉がピッタリ。
コーヒーメーカーを導入すると
色々な豆を買って試すことができ、
自分好みの味・豆を探す楽しさが増えます。
インスタントに比べると手間がかかるようにはなりますが、
できるだけ気軽にコーヒーが飲める環境は維持したいという方に本製品はおすすめです。